2度目の蔵王温泉スキー場
年始は今年も蔵王でスキーをした。
昨年は初の蔵王だったので、効率よく遊ぶことができなかったが、今年の蔵王は完全攻略できたと思う。
●宿泊施設
昨年は名湯舎 創という宿に泊まった。
昨年は蔵王に行くのを決めたのが遅かったこともあり、ゲレンデ直結の宿は満室で無理だった。正確には直結に近いところに1つあったらしいが、温泉に入る道でコケたら危険という妻の判断で、この宿だった。
名湯舎 創は、宿自体は悪くない。近くに山形日本酒ミュージアムもあって、そういうのも楽しむというなら立地はいい。ただし、スキーをメインに楽しむにしてはアクセスが悪い。
フロントで「皆様、歩いてゲレンデまで向かわれますよ」と言われたが、全くもって信じがたい発言だった。どう考えても歩いてゲレンデにまで行くのは無理。普通の靴でも15分はかかる。子供もいるし、そもそもスキー靴で板もってそんなに歩けるわけがない。
というわけで、毎回「山交ハイヤー」という蔵王で唯一のタクシー会社に連絡をして移動しなければならなかった。ただ、タクシーをよんでも30分待ちとかザラにある。タクシー代は高くないが、往復の待ち時間がもったいなかった。借りる時と返す時のスキーのレンタルショップでの待ち時間も結構あった。
これらの教訓をもとに、多少値段が張っても、ゲレンデ直結の宿にするべきだと判断し、予約した宿がホテルJURINだ。
予約したのは7月だが、その時点で残室1。ガチで宿泊したいなら1年前には予約した方がよいだろう。
この宿は蔵王で一番人気のゲレンデである上の台ゲレンデ直結。ホテルのすぐとなりのプレハブ小屋でスキー道具一式がレンタル可能。しかもレンタル代は破格。5日借りた場合だと、1日2500円。スキー用具を返す時も、ホテル内のスキー道具置き場に置いておけばOKという楽々仕様。
昨年のあの苦労は一体何だったのかと思うぐらいの快適さだった。
温泉そのものの人口密度とデザインという点では、名湯舎 創に軍配が上がるが、それ以外は文句なしの最高のホテルだった。
朝食はビュッフェ、夕食はハーフビュッフェ形式で、メインディッシュだけは自分たちで伝えたものを用意してくれた。ハーフビュッフェではアルコールの類も飲み放題。自動ビールサーバーもあってセルフ形式だったが、収容人数を考慮すれば妥当。メインディッシュはしゃぶしゃぶとすき焼きが良かった。鍋物の方が満足度が高い印象だった。
部屋はコンセプトルーム「CAVE」。窓はロールスクリーンで閉ざされている仕様。ロフトもあって、おしゃれでカッコよかった。普通の温泉宿のような、あのベランダ側に畳と椅子のあるあの仕様ではないが、十分満足だった。
●スキー場攻略
今年はゲレンデ直結のため、何かと融通が利いたので、昨年よりも更にいろんなコースを攻めた。
蔵王のゲレンデマップはこの通りだが、まず暖冬のため滑れないコースが多かったのが残念。

竜山ゲレンデ、大森ゲレンデが全滅だった。
今回はたまたま上の台ゲレンデ直結のホテルにしていたからよかったが、大森ゲレンデ直結のホテルとかにしていたら激凹みだったことだろう。
上の台ゲレンデから山頂を目指す場合は、④蔵王スカイケーブルで上がり、㉝→滑ってから→⑫→横にクロスカントリーで抜けて→⑰→樹氷コース→②樹氷高原駅→山頂 となる。
去年はこの接続をなかなか理解できず、蔵王山麓駅からロープウェイで上ったが、これだと待ち時間がマジで長い。早くても30分待ちとかなので、面倒だけど乗り継いだほうが早い。
なんだかんだで上の台ゲレンデは雪質もいいし、ジュピアというレストランのある施設もあるので、初心者には最適である。一方で、一度もレッスンを受けずに開始する初心者もいるため、直滑降で止まることができずに突っ込んでくるクソガキとかもいるので注意が必要だ。「キャー!」とか言いながら、マジで直滑降で上から下まで超スピードで滑ってリフト乗り場に突っ込むガキがいたので、危険だと思ってその日は別コースに退避した。
マップ左上にあるダイヤモンドバレーは、㉟のリフトに至るまで3つのコースを楽しめる。㉝の近くまで迂回するコースは傾斜がほどほどで幅も広いのでお勧めだ。雪質は蔵王屈指の良さだと言える。ただ今年は暖冬の影響でリフト乗り場付近の雪が積もり切れておらず、リフトに乗る前にカニ歩きで頑張らなければならないという状態だった。このコースは次男と一緒にかなり滑った。
㉟のリフトから降りて右に行くとやや傾斜がきつくなるが、こっちはリフトに乗る前もカニ歩きはしなくてよかった。赤い矢印のコースは傾斜がきつかったので次男と一緒に滑るのは危険と判断して滑っていない。
ダイヤモンドバレーは、雪がもっとつもっていれば最高の環境と言えよう。
㉝の蔵王スカイケーブルで上ってすぐに行ける高鳥コース。これはかなり気持ちいいコースだ。コースにしては雪質が比較的いい方だ。ゆるやかなカーブのコースを攻めていき、ぐるっと曲がって本流に合流すると一気に急な斜面になる。この斜面はある程度の技術がないと大けがをするので注意だ。俺でも舐めプしたら盛大にコケた。
妻と長男は、初日にプライベートレッスンを受けたが、最後の仕上げがこの高鳥コースだったようだ。その初のチャレンジでは結構ビビりながら滑っていたようだが、後日何度か挑戦していた。
⑤のリフトから横にクロスカントリーしまくってサンライズゲレンデにも行ってみたが、雪質がかなり硬かった。上の台に比べるとガラガラで、滑るには穴場だなと思ったが、上の台に比べると斜面が急かつ雪質が劣るため、次男には何度も滑るのが難しく、ここは数回滑って撤退した。
㉝⑫⑭のリフトで滑ることができる中央ゲレンデ。ここの雪質は最上級である。コースも幾つかあり、ゲレンデの幅も広い。滑っていて気持ちいいゲレンデだ。唯一の問題はリフトが怖いことだ。特に風が強い日は高所恐怖症ならマジでパニックになるレベル。これは⑰のリフトも同様であるが、乗るのは風が弱い日を勧める。晴れの日や風の強くない日であれば、樹氷を両側に楽しめるといえよう。
⑯のリフトで滑るコースも雪質は最高である。ただここは15:30でリフトが終わるので、上の台ゲレンデに戻る際には注意が必要だ。
なお、中央ゲレンデは気持ちいいが、上の台に戻るには注意が必要。初心者と一緒の場合には、㉝まで戻る必要があるが、⑫から㉝に行くには超絶クロスカントリーとなる。滑れる人は大平コースまで行ってから滑るといいだろう。
大平コースは長く楽しめるが雪質はあまりよくない。今年はアイスバーンなところも少しあった。気持ち的には高鳥よりも長く感じたので、これはこれでいいと思う。
㉒のユートピアゲレンデの雪質はいい。幅も広いので滑りやすい環境である。上の台からだとアクセスが悪いのが玉に瑕だ。そんなにたくさん人がいないので穴場のゲレンデと言える。
㊴の黒姫スーパージャイアントコースはすさまじかった。赤で示されたコースでも、30度ぐらいの角度で超絶アイスバーン、さらに最後の方はコブだらけで殺されるんじゃないかと思った。自分のスキーには結構自信があったが、その自信は粉々に粉砕された。
百万人ゲレンデもユートピアゲレンデ同様、広くて良いが初心者にはやや急な斜面である。ここは1回しか滑らなかった。
横倉の壁は鬼畜的な角度だったのでチャレンジせず。俺には黒姫コースが限界だった。横倉の壁を迂回したコースは滅茶苦茶なアイスバーンで滑るのがきつかった。横倉ゲレンデは暖冬出ない時で、雪がたっぷりならアリであるが、積雪量が少ないと厳しい。
山頂のザンゲ坂コースはとにかく狭い。あの狭さであの角度を降りるには技術が必要。今年は長男と妻もチャレンジした。初日のレッスンでコツをつかみ、最終日の5日目にチャレンジしたが、なんとか滑りきれたのは良かった。ここを滑ると蔵王を滑ったぞという満足感が得られる。今年はしっかりとレッスンを受けたが、これは正解だった。独学で伸ばすのには限界がある。初日はレッスンをつけるのが良いと思う。長男も難しいコースにつれてくから、しっかりと基礎を身につけろと話したら理解して真摯に習ったのは良かった。
樹氷コースはゆるい傾斜がひたすらまっすぐ。コースとしては難しくないので次男も最終日にチャレンジ。クロスカントリーな部分は俺が助けて、なんとか滑り切った。このコースはマジでひたすら板を揃えるに限る。
●頂上のスノーモンスター
今回は最終日が快晴だったので頂上のスノーモンスターでの写真撮影を満喫した。昨年タクシーの運転手が言ってた「ワンシーズンに3日ぐらいしかない」という最高の天気だった。
昨年はブリザードの中で何も見えない日ばかりで、最終日にちょっとだけマシになった。今日ならいいんじゃね?というタイミングで3回も頂上にいったのにそんな感じだったので、今回はもうスキーに集中しようと思っていたが、最終日の天気が快晴だったので足を運んだが正解だった。昨年も今年も5日いたが、昨年は全然ダメだったから、運が良かっただけだろうけど。
自然の作り出す芸術的な美しさには、人間がつくるものではかなわないと思わされた。ただこの美しさを満喫できるかどうかは本当に運次第である。昨年の我々のように残念な結果になることも多いだろう。
●飛行機
JALの特典航空券は改悪されてしまい、繁忙期の消費マイルがデカくなってしまったため、子供の分はマイルでは購入できず、先得でゲットした。今後冬に飛ぶならお金が飛ぶことは覚悟しなければならないだろう。
マイルは今後使う時はオフシーズン、もしくはどこかにマイルでの利用となりそうである。
●総括
蔵王は泊るなら上の台ゲレンデ直結。約1年前に予約が望ましい。スキーのベースは上の台。風が強くなければ中央ゲレンデかダイヤモンドゲレンデで滑るのがいい。
ハーネンカムA,B,Cコース、中森ゲレンデ、大森コース、大森ゲレンデ、竜山ゲレンデはまた次の機会に楽しみたい。温暖化が進んでしまうとスキー場がぶっ壊れてしまうということはよく理解できたので、なんとか温暖化を食い止めたいところだが、インドと中国の自分勝手ぶりを見ると、期待は薄い。この素晴らしいスキー場を楽しめるのもあと10年ぐらいだろうか。頂上付近は今後も問題ないだろうが、かなり厳しい展開になるだろう。
2年連続で満喫したから、今後は別のところに行こうかなという感じだ。しかし、スキーをする場合はたくさんのコースを楽しめるし、樹氷が奇麗だし、運がよければスノーモンスターも見れる蔵王。ここはお勧めの一つだ。
マイルが使いにくくなってしまったのは痛い。
ただ、長野県にもかなりたくさんスキー場があるので、今後はそっちも検討していきたい。
