蔵王温泉スキー場

毎年一度家族旅行をすることにしているが、今回は蔵王温泉スキー場を満喫してきた。

 

昔作成した死ぬまでにやりたいことリスト100にて、「雪山でスキー三昧」というのがあったので、今年やってしまおうと思った。蔵王は、「絶景・スキー・温泉」の3つを楽しめるので、いろいろとお得な気がしてチョイスしたが、とても満足のいくものだった。

 

まず絶景については、よく見る「青空の下にあるスノーモンスター」みたいな構図は1シーズンに3,4日ぐらいしか見れないらしい。初日はブリザードで全く見れず、殺されそうな寒さに凍えるだけだった。晴れ間が覗いてチャンスと思った日も30点ぐらいで、最終日に70点ぐらいの状況だった。3回もロープウェイでチャレンジすることになったが、満足できる景色を眺めることができ、写真も撮れた。

 

多分頂上のスノーモンスター以外なら、相当な吹雪の日以外は、きれいな樹氷をたくさん見れると思うが、頂上だけは運次第だ。

 

スキーについては、小学2年生と幼稚園児(年中)をつれていく立場なので、基本的にはプロデューサーに徹して、自分が楽しむのは妻と交代で限定的な時間だけだった。

 

長男は4年前のスキーでプライベートレッスンを受けていたものの、間隔が開きすぎてしまい、ほとんど忘れていたらしく、最初の1時間はコケまくって不機嫌だった。その後は感覚を取り戻したらしく、一人で好き放題滑っていたが、スキー場を左右に大きく使って滑ることよりも、スピードを出して滑る事こそが快感!と思っているらしくて、4日いたけど、技術を伸ばしてやることはできなかったのは少し残念。これは初日の午前を除き、俺が次男の滑りに付きっ切りになってしまったので致し方ないんだけど、長男にも1日ぐらいプライベートレッスンの先生をつけてあげればよかったと思う。そうすれば樹氷コースとかも行けたかなって。

 

次男は初日の午前にプライベートレッスンを受けて、ボーゲンはできるようになったので、午後からは俺がサポートした。1日目はコケまくるし、リフトから降りるときにも早すぎたり遅すぎたりでコケたり挟まれたりしてトラブった。2日目以降はほとんどコケなくなり、俺がリフトから一緒に降ろすコツも掴んだので、リフトトラブルもなく、快適に滑れたと思う。3日目からは、前に人がいる時に軌道修正して躱すことぐらいはできるようになってた。初日はどうなることかと思ったが、4日間思い切り滑って、新しいことにチャレンジすることと、その成功体験は獲得できたと思う。

 

俺はガキの頃に、親戚で集まってスキーに行ったときに、母方の伯父さんに半日みっちり教えてもらったことを覚えている。小2か小3ぐらいの時だったと思うけど。まっすぐに滑るってのは全然なくて、最初から斜めに滑ることを仕込まれていたので、長男にも次男にも、スキー場全体を使った滑りをやらせようとしたが、斜めに滑るのは初心者には難しいらしい。「もっと滑れるはずなのに!まっすぐ滑る!」と言われたので、ほんじゃ好きに滑ってみなって、まっすぐに滑らせたらコケなくなったし、元気になっていった。ここで俺の指導が悪いなって反省。楽しくなければ意味がないので、もう技術云々はいいやって思って方針変えた。

 

小さい子供と一緒のスキーは、辛抱強さが求められる。
子供を褒めて、励まし、乗せることが大事。決して怒らない。
ただし、これは一時的な対応となってしまうとは思う。

 

ラグビーやってる時に、「楽しい」と「ラク」は違うって、先輩がMTGで話すことがあった。本当にそのスポーツを楽しむためには、ラクするだけじゃなくて、しっかりとトレーニングもしなくちゃ辿り着けないって話。でも、最初から大変な思いをするばかりでトレーニング色が強いと、そこに到着する前に嫌になってしまう。

 

俺は今回、「38度のヤバい崖」以外は、めぼしいコースは一通り滑ることができたけれど、それは基礎と応用の技術を一通り身に付けていたからできたわけで、技術がない状態では自殺行為になってしまう。(実際に無茶なチャレンジをして病院送りになっている人が多数いた)

 

山頂からのスノーモンスターを眺めながらの斜面の滑走と、その後の超スピード出せるなだらかな樹氷コースは、ここに来てよかったと心から思えるものだった。一方で、吹雪の中だと急斜面は大恐怖だったし、晴れててもやっぱり危険も伴うわけで、それを楽しむためにはトレーニングは必要だと感じた。今後また子供をスキーに連れて行くなら、レッスンの時間と、それを基に自分で練習する時間、ご褒美の挑戦コースってぐらいに、プロデュースするのがいいなと思った。

 

スキーは小学校の時に5回ぐらい(うち、まともなレッスンは伯父さんによるものが1回と、小学校のスキー教室が1回)、あとは社会人になってから滑りに行ったのが3回、そんで今回4日連続ってだけなので、正直俺も大してトレーニングしてはいない方だと思う。それでも、今回次男のスキーのお守りをしている間は、他の上手いスキーヤーの真似をして滑ったり、スキー教室の先生が生徒たちに説明している内容をトレースしてみたりとか、お守りをしながらできる範囲で練習はしてみたのは、それなりに血肉にはなったと思う。

 

本格的なコースを攻めたのは初めてだったけど、大してコケずにケガなく滑りきれたのは、最初の伯父さんのレッスンで基礎をしっかり仕込まれていたことと、ラグビーで体幹が鍛えられていたことかなとは思う。スキーは多分、全身スポーツをじっくりやりこんんだことのある人なら、ほどほどに楽しんで滑るレベルまで引き上げることは、そこまで難しくないのかなとは思う。上級者の壁はもちろんあるけど。

 

昔は「スキーはお金持ちのスポーツ、もしくは親がスキー大好きな人のためのスポーツ」という印象があったが、今はかなり格安になっている。オリオンツアーで安価なプランもたくさんあるので、もうお金持ちでなくてもできるスポーツにはなってきていると思う。敷居が下がったのは楽しむ側としては助かる。

 

温泉については、温泉街を歩けば温泉をもっと楽しめたと思うが、スキーでくたくたになってしまい、ホテルの露店温泉しか楽しめていない。今回はスキーに振り切ったので仕方ない。

 

あと、山形酒のミュージアムという、山形県産の日本酒に特化して試飲ができるところがホテルの近くにあったので、足を運んでみたけれど、これは結構面白かった。年末に飲んでおいしかった袋吊り製法の日本酒がないか訊いてみたら、1個だけおいてあって、やはり香りと味わいが深くていいなと感じた。

 

総括すると、蔵王温泉スキー場はとても楽しめた。
吹雪の日は正直きついけれど、雪が降っていない日は凄く快適に楽しめるスキー環境であると、自信をもって勧めることができる。みなさんも是非機会があれば行ってみて!